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【新任医師ご挨拶】皮膚科専門医 藤井皓 ~保険診療の経験を活かし、最適な美容医療を~

2026年4月より赴任いたしました、皮膚科専門医の藤井皓と申します。
早いもので、赴任からすでに5ヶ月が経過いたしました。
受診いただく皆さま、山内院長をはじめとする当院スタッフの温かいご支援のおかげで、日々充実した診療を行うことができております。

■ 大学病院で培った「皮膚を通して全身を診る」診療

私はこれまで6年間、石川県の金沢大学皮膚科に所属し、保険診療を中心とした皮膚科診療に取り組んでまいりました。大学病院では、一般皮膚科診療に加えて膠原病外来を担当し、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症、血管炎など、皮膚だけでなく全身に関わる疾患の診療に携わってきました。

皮膚科というと、湿疹やにきび、じんましん、水虫など、身近な病気を診る診療科というイメージがあるかもしれません。もちろん、そうした日常的な皮膚疾患も皮膚科診療の大切な一部ですが、大学病院では、膠原病に伴う皮膚症状、重症薬疹、自己免疫性水疱症、皮膚潰瘍、重症感染症など、命に関わることもある重症患者さまも数多く担当しました。皮膚の症状から全身の病気が見つかることもあり、皮膚を通して全身を診ることの大切さを学んできました。

■ 傷跡への配慮と、地域医療での貴重な経験

また、金沢大学の関連施設である富山県立中央病院では、皮膚外科も学ばせていただきました。皮膚腫瘍の診断や手術、処置を通じて、皮膚を「診る」だけでなく、必要に応じて「切除し、治す」経験を積んできました。皮膚外科では、病変を正確に見極めることに加えて、傷あとや整容面にも配慮する必要があります。この経験は、美容皮膚科においても、皮膚を構造的に理解するうえで大切な土台になっていると感じています。

さらに、能登総合病院にて地域医療にも携わりました。能登という土地柄、マムシ咬傷や海洋生物による刺傷など、動物性皮膚疾患として都市部ではなかなか出会わない“地域ならでは”の疾患を診察する機会もありました。2024年には能登半島地震が発生したこともあり、皮膚科医として緊急性のある疾患への対応も経験しました。

◆能登の海岸

■ 自身の「日焼けの失敗」から気づいたスキンケアの大切さ

これまで保険診療の現場では、重症疾患から日常的な皮膚トラブルまで、さまざまな皮膚の悩みに向き合ってきました。皮膚疾患による悩みやコンプレックスは、その方の精神面、ひいては日常生活や人生の選択にも影響し得るものだと感じています。 これは重症皮膚疾患だけでなく、赤み、にきび、しみ、肝斑、色素沈着、傷あと、毛穴、たるみなども同様です。毎日鏡を見るたびに気になる症状があることは、少なからず日々の生活の充実度にも影響してきます。

私は皮膚科医でありながら、お恥ずかしい話ですが、学生時代からスキンケアにかなり無頓着でした。日焼け止めを十分に塗らずに真っ黒に日焼けしながら部活動に励んだ結果、後々になってシミに悩まされた経験があります。皮膚科医になってから、紫外線対策やスキンケア、しみ治療について学ぶほど、「もっと早く知っていればよかった」と感じることが多くありました。

■ 皮膚科専門医として、お一人おひとりに最適な治療を

だからこそ、美容皮膚科の領域においては、私自身が悩みながら学んできたことも含めて、皆さまにわかりやすく共有していきたいと思っています。しみ治療ひとつをとっても、老人性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着、後天性真皮メラノサイトーシスなど原因によって治療方針は異なります。レーザー治療が向いているものもあれば、まずはスキンケアや内服、外用を整えた方がよいものもあります。

美容医療では、治療の選択肢が多いぶん、「何を受ければよいのか」がわかりにくいことも少なくありません。私は皮膚科専門医の立場から肌の状態を正しく見極めた上で、必要な治療、優先順位の高い治療、そして逆に急がなくてもよい治療を整理してお伝えしたいと考えています。

皮膚科診療も美容医療も、日々進歩している分野です。これまで積み重ねてきた保険診療での経験を大切にしながら、新しい知識も取り入れ、皆さまによりよい医療を提供できるよう努めてまいります。 お肌の悩みは、どんな小さなことでも構いません。シミ、肝斑、にきび、赤み、毛穴、たるみ、スキンケアのことなど、気になることがあればお気軽にご相談ください。 皆さまにお会いできることを楽しみにしております。 どうぞよろしくお願いいたします。

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